決断する時がきました
女の子のワンちゃんの生理は個体差がありますが一般的に生後6ヶ月、7ヶ月あたりに来ると言われています。その前に避妊手術をすることで将来起こりうる子宮などの病気を回避できるメリットがあります。しかし、避妊手術の際に全身麻酔をします。以前の裂離骨折の時もそうですが短頭種であるフレンチブルドッグには全身麻酔が非常に危険な上、どんなに若くて健康的な子であっても100%安全な麻酔はありません。
我が家のタラちゃんは5月に骨折をして、一度全身麻酔を経験していますが、今回の避妊手術を受けるとしたら前回の骨折手術からたった2ヶ月後の7月には避妊手術を受けなくてはなりません。
体力的に精神的に連続して麻酔をしていいものか非常に悩みました。タラちゃんの子供を見てみたいという気持ちも少なからずありました。しかしそれも出産という非常に危険な選択肢となってしまいます。タラちゃんの今後の犬生を健康的に過ごしてほしい、他のワンちゃんと遊んでいてふとしたことで妊娠してしまうことを避けたい、その思いで今回避妊手術の道を選ぶことにしました。どちらにしても飼い主のエゴに付き合わされてしまうワンちゃんにとって、どちらの選択肢も辛い思いをしてしまうことになります。飼い主が決めた以上は責任を持って臨まなければいけない非常に重要な分岐点と言えます。
7月20日避妊手術
手術当日は朝ごはんは抜いて、午前11時に病院へ到着。後ろ髪引かれる思いでタラちゃんを病院へ預けて、無事に手術が終わることを祈りながら待ちました。夕方ごろに病院から電話があり、無事に手術も終わり麻酔から目が覚めたとの連絡があり、ホッと一安心。翌日午前中には引渡し可能ということだったので朝一でお迎えに行きました。
先生曰く避妊手術は痛みがあまり伴わないらしく、散歩もいつも通りいっていいとのことでしたが、少し怖いので当日はやめることにしました。傷口には触らないようにエリザベスカーラーか専用の洋服があるので洋服を選ぶことにしました。専用の洋服ですが割と高く4000円しました。正直この時にしか着ないような服なのでちょっともったいないかな…。
手術内容と費用
今回タラちゃんが受けた手術は子宮と卵巣を全部取り除く避妊手術で、血管などの縫合は糸を使用しない電気メスを使用したシーリングという方法でした。縫合糸を使用すると身体が異物反応を起こし病気になる可能性があります。
費用面は手術費用24000円(税抜)でした。これは病院によって差があると思いますので参考程度に。抜糸は1週間後、抜糸費用3000円(税抜)でした。
手術後の様子
先生からはフレブルは手術したことも忘れるぐらい特に痛みに強く、タラちゃんを注意深く観察しておりましたが普段の生活からも全く手術したお腹を気にすることもなかったです。翌日には専用の洋服から普段の洋服にしました。
8月5日現在の手術跡
手術から約2週間経ちました。今では普通に散歩もドッグランで走り回ったり通常の生活に戻っております。現在の手術の跡は下記の写真です。まだ少し目立ちますがこのままなのか目立たなくなっていくのかはわかりません。手術の仕方によってはすごく目立つこともあるそうなので、タラちゃんの場合はまだ良い方なのかもしれません。
まとめ
わんちゃんの避妊手術はどう考えるべきか。様々な考え方があると思いますが、結局正解などなく、飼い主のエゴで飼っているので家族であるわんちゃんの幸せは飼い主の判断にかかっています。幸せになれる犬生を過ごすために一番いい選択をすることが大切です。
そして、信頼できる良い先生にお任せすること。ネットで調べればいくらでも情報が出てくると思います。できるだけ正確な情報や口コミを頼りにその地域ごとの病院、そこになければ県を跨いででも見つけてください。プロの方にわんちゃんにとって今どの手術が適切なのかアドバイスをいただきましょう。